独特の語り口でお馴染みの渡部 陽一氏の写真集『MOTHER TOUCH 戦場からのメッセージ』を読みました。
テレビ画面の中では、本業とは離れた部分、その人柄と独特の語り口だけが持てはやされている感がありますが、この作品集を見ると、彼が何をやっている人物なのかが分かります。
やせ細った難民とか負傷した兵士とか、そういった類の衝撃的な写真がラインアップされているのではなく、戦場という、私たちからすれば非日常の中にも、強固な絆で結ばれた家族と、その家族に守られ、時として家族を支えていく子供たちが存在していいることを彼の写真は語りかけてくれています。
こういった彼の本来の姿を全くと言ってよいほど垣間見ることができないようなテレビでの彼の扱われ方は、個人的にはあまり好きではないのですが、彼のライフワークが世間に広まるきっかけにはなっているんだなと思うと、それはそれでアリなのだと感じます。
(そういう私も、テレビで彼を見なければこの写真集は買っていません。。。)
この写真集にはDVDが付属していて、その中で彼は本書に納められている写真のバックグランドにあるストーリーを、例のユニークな口調で語ってくれます。心から伝えたいことを語っている彼を見ると、おもしろくしか感じられなかったあの口調が、格好良く聞こえてきます。












