テレンス・マリックと哲学

2011年7月8日 by Shutaro Kobayashi

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2011年のカンヌ国際映画祭テレンス・マリック監督の「ツリー・オブ・ライフ」がパルムドール(アカデミー賞でいう作品賞)を受賞した。日本では8月12日公開となる。松本での上映は公式サイトの公開予定に入っていないが、時期が遅れても上映して欲しい。

テレンス・マリック監督と不思議な経歴の監督で1972年に初監督作「地獄の逃避行(なんつう邦題)」、翌年「天国の日々」を監督。カンヌ国際映画祭監督賞を受賞するが・・・急に監督業から手を引き「大学の哲学講師」に転進する。

伝説の監督といわれる事20年たって「シン・レッド・ライン」で映画監督にカムバック。(ベルリン国際映画祭の大賞の金熊賞受賞)
太平洋戦争のガタルカナル島の戦いをバックに展開する「シン・レッド・ライン」は大変印象に残っている映画である。
テレンス・マリック監督の作品は「映像の美しさ」に定評がある。・・っていうか、CGとか関係なしに風景撮ってるだけのシーンでも息を呑むほど美しい。それだけでも見る価値ありと思うが、重要なのは「内容」なのだ。

良い映画の定義としていろいろな規準がある。「ストーリーが面白い」「エンターテイメント性」「リアルさ」「役者の演技」などから、この映画は面白かった、微妙だったとかなるが「シン・レッド・ライン」は別領域である。上記の項目的の要素は薄い・・・じゃあダメなのかゆうとそうじゃない。なぜかというと「映画」とはちょっと別物の感じがする。
哲学の講師だっただけに映画ではなく「哲学」というジャンルなのだ。じゃあ哲学って何?って調べると「生き方の方向」とか「」、「知を愛する」と出てくる。・・何だかハッキリしない。「哲学」って何って思ったらシン・レッド・ラインを見れば「哲学」が感じられる。もっと哲学と言うものについて知りたくなってくる。

その7年後に「ニューワールド」を撮るが、こちらもやはり「哲学」を感じた。それから7年後の今年(期間なげ~)に新作「ツリー・オブ・ライフ」が公開される。通常の映画では体験ではない「哲学体験」に興味を感じたら、観てみてはいかがでしょうか。

ツリー・オブ・ライフ公式サイト

追記
「天国の日々」は知ってるレンタルDVD屋さんを探してもどこにも無い・・・。だからまだ見てない。目撃情報もとむ。
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