
これまで、InDesignやSigilなどを使って電子書籍化するサービスやソフトについて、その使用感などをご報告してきましたが、これらはどちらかというとプロ仕様のDTPソフト、もしくはWEBの基本的知識を前提としたものが多かったように思います。
今回紹介するのは、逆にMicrosoftのWordやExcelといった主にビジネスの現場で使用される(要はビジネスマンが日頃から利用しているはずの)ソフトから簡単に電子書籍化できるというもの。その名をSmart ePubといいます。
http://www.openend.co.jp/
http://www.openend.co.jp/
Smart ePubにはフリー版とプロ版があり、それぞれこの9月の末、10月の頭頃にリリースされたばかりのニューカマー。フリー版はWordファイルをインポートしてEPUBへ、プロ版はWordの他にExcelのファイルやテキスト形式のファイル、HTMLファイルからEPUBへと書き出せ、さらにそこから編集もできるようです。
Wordのデフォルト機能であるフォントサイズの変更や文字の修飾、行間や段落の設定もほぼそのまま反映したかたちで自動的に変換してくれるのは嬉しいかぎり。表組みなんかも問題なく再現してくれそうです。
現段階では注目のEPUB3への対応はまだのようですが、対応する予定もあるとのこと。ビジネス文書の作成がメインのWordやExcelからどうEPUB3の特徴を活かせるのか、その展開が興味深いところ。
もっとも、このソフトの利点はあくまで日頃から使い慣れたビジネスソフトから容易に電子書籍化できるところにこそあるのではないでしょうか。読むのならまだしも作成など自分には関係ないと思っていたビジネスマンにこそ使い道がありそうな。ちなみにビジュアル面でのクオリティや複雑なレイアウト、美麗なフォントを追求したいというクリエイター志向の向きには以下のソフト/サービスをおすすめ。
■Sigil
いわゆるePubエディター。ある程度HTMLの知識があり、一からePubを作成したければ。
■InDesign
既にDTPデータがあり、それを元にePubに書き出したいのなら。
■Adobe ADPSまたはQuark App Studio
プロレベルのデジタルマガジン(アプリ)作成を望むのであれば。
電子書籍化もサービスやソフトが多岐に渡るようになってきて選ぶ側としても迷ってしまいがちですが、これらサービスやソフトの性格を見極めることで、自分にとって本当に作りたいものを発見するチャンスとしたいものです。












