発表当初からデジタルマガジン制作の要になるだろう存在としてしばし注目を浴びてきたAdobe社のADPS(Adobe Digital Publishing Suite)。ところがその後に発表された料金体系から、おそらくはちょっと手が出ないと諦めモードだった個人のクリエイターも少なくないと思われます。
ところがここへきて、事態が少し変わってきた模様。先月のAdobe Max 2011において、ADPSシングルエディションなるものが発表されたわけですが、これが個人向けと謳っているだけあって1Folio395ドルで利用可能と、iPadアプリとして気軽にデジタルマガジンを制作してみたいと思っている向きには決して悪くない条件(こちらでも訴え続けてきた甲斐があるというもの?)。
先に発表されていたものがプロフェッショナルエディションであるならば、考えようによってはコンシューマー向けも出してくるに違いない、という読みもあるにはありましたが、予想以上に早い展開で、まずは素直に喜びたいところ。これにはDTP以来のライバルであるQuark社が比較的安価にアプリ化が可能、個人利用を見越した料金体系で挑んできたQuark App Studioの存在も大きいのではないでしょうか。
もちろん、ADPSシングルエディションでもFolioの作成からアプリの作成/ストアへの申請まで行えます。(おそらくは)ランニングコストがかからず、しかも3万円ちょっとで制作できるのであれば、これは一度諦めた方も再びInDesignを使用しない手はないのでは。。と思ってしまいます。あとはクリエイター個人としてのコンテンツ力しだい。
こうなると、俄然リリースの時期が気になってきますが、日本でのリリース時期はいまのところ未定のようです。それまでにADPSの制作プロセスをもう一度復習しておきましょう。。
いずれにせよ、個人で活躍されているクリエイター諸氏にとって、これを機にチャレンジしてみるだけの価値はありそうです。












