ゴールデン・グローブ賞ノミネートの「DEXTER」

2011年11月24日 by Shutaro Kobayashi

前回のブログでは、「お酒に関する記事なのでR20指定」などと、冗談で書いたが、今回は「R15指定の番組」の話題。

ちょっと前まで、アメリカの海外ドラマ「CLOSER」にハマっていた。レンタルDVD店で借りてきて、第4シーズンまで観終わった。そしたらシーズン5は比較的入荷して新しいのか「新作」となっている。
金銭上、新作を借り続けるのはつらいので、他の海外ドラマを探す。。・・ん?なんだ?
このおどろおどろしいパッケージの作品」は、裏見ると「R15指定」となってるし。。・・・海外とはいえ、TVドラマで「R15指定」ってどういう事。

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DEXTER(デクスター)」(現在第5シーズンまでリリース中)

「映画」では、「ホラー映画」はもちろんだが、「サスペンス」などを含めてショッキング(怖いとか残酷な)シーンや、道徳の観点から人にすすめられないものが結構な数出回っている。映画は、まず年齢制限などで初めからお客さんに注意を促す事ができるからである。
地上波のTVドラマでそれはありえない。地上波TVは「誰でも見れる」からに他ならない。まちがってチャンネルを替えたときに苦情殺到どころか、場合によっては社会問題にまでなってしまう事だってある。

「DEXTER(デクスター)」は「残虐またはグロテスク」な描写が登場するため、「R15指定」とされている。
このドラマの主人公は「現役の殺人鬼」である。正体を隠すために「警察官として鑑識」に勤務しているスゴ腕である。なんでもかんでも手にかけてしまうかと言うとそうではない。法で裁けなかった「主人公の基準で見る悪人」を・・。そこに、もう一人の天才犯罪者が挑戦してきて、頭脳戦を展開する。・・・もう、この時点で日本ではTVで絶対放送しない。

初回からショッキングシーンがフツーに出てくるので、苦手な人は初回で「離脱」する。(その前に見ない)
自分も2話ぐらいまで見てもう、やめようと思ったが、「犯罪には至らないが表と裏の面をもつ人々」「家族って何?」「人には理解してもらえない苦悩」など、かなりドラマは「真面目で重厚な作り」になっているので見ているうちに、ただ単に「怖がらせるもの」ではなく、「真剣なドラマ作りの上で必要な怖い描写」のという制作陣の姿勢が伝わってくる。今シーズン1を見終わったが、続きも見たいと思う。

アメリカの映画賞として有名な「アカデミー賞」の前に、同じアメリカには前哨戦として「ゴールデングローブ賞」がある。ゴールデングローブ賞は「いい映画」にもちろん賞を授与するが、それとは別に「いいテレビドラマ」にも賞を与える。
このデクスター。2006年からの放送らしいが、こんな「とんでもない内容」にもかかわらず、2008年度から作品賞に「毎年ノミネート」されている。(2010年には主演男優賞を受賞)
話題作りとか、奇抜さを狙っているのではなく、「作品の素晴らしさ」をアメリカの人たちは何か感じ取ったのでしょう。現在アメリカでは第6シーズンが放送されている。「いいかげんなドラマ」だったらそこまで長く放映されなかった事でしょう。

追記
どうやら「DEXTER(デクスター)」は日本で「R15指定」らしく、アメリカでは普通に放送されていたようだ。万人におすすめできるとは言い難いが、「ホラー映画」や「怖いサスペンス」とか大丈夫な人は一度見てみてはいかがでしょうか。意外と観終わったら、真剣に考えるかもしれません。・・・いろんな問題を。
ちなみに、第1シーズンの最終巻の展開は「サスペンス」としては「一級品」です。



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