クラウドスケープ(Cloudscapes)-東京都現代美術館

2012年1月7日 by Yuichi Kasai

東京都現代美術館で開催されている『建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの"感じ"』にて、屋外体験施設として公開されているトランスゾーラー+近藤哲雄の作品『クラウドスケープ』は、空間を切り抜いたように透明シートで覆われた空間の中に人口的な雲を発生させ、人がその中を行き来できるようになっています。

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空間や作りとしては非常にシンプルで、天井部を高温に、床部を低温にした温度差のある空間に、水蒸気(この蒸気の液体や温度、量が非常に繊細な気がします)を発生させ、空間の中に浮いているように再現したものになりますが、全くコンセプトを理解しなくても素直にその空間を楽しめることは凄いことだと感じました。このトランスゾーラー社が、クライメート・エンジニア( 建物内の気候を担当する技術者)として世界中で活躍している事も新鮮でやはり、アート&テクノロジーは偉大だなと感じました。

その他、妹島和世(せじまかずよ)と西沢立衛(にしざわりゅうえ)による日本の建築家ユニットSANAA(サナア、Sejima and Nishizawa and Associates)による、ローザンヌ連邦工科大学ラーニングセンター(ロレックス・ラーニング・センター)の展示やその建築物を使って作成された3D映像作品、ヴィム・ヴェンダースの『もし建築が話せたら』も印象深いものでした。今年2月に国内上映されるPINA-ピナ・バウシュ踊り続けるいのち-にもその思想の枝葉が感じられるもののように思えました。



《クラウドスケープ》
公開期間:2011年12月24日(土)~2012年3月22日(木) 10:00~18:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、展示替え期間(1/16-2/3)ほか
会 場:東京都現代美術館 サンクンガーデン
観覧料:東京都現代美術館で開催中の企画展または常設展の当日有効チケット
または《クラウドスケープ》の入場チケット(高校生以上200円)でご覧になれます。
特別協力:カナディアン・ソーラー・ジャパン株式会社
助 成:Zumtobel、花様年、 ホワイトストーン美術館、株式会社シーマ

東京都現代美術館
→ http://www.mot-art-museum.jp/

建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの"感じ"
→ http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/129/4
→ http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/architect/main.html

トランスゾーラー
→ http://www.transsolar.com/

SANAA
→ http://ja.wikipedia.org/wiki/SANAA
→ http://www.rolexlearningcenter.ch/the_building/
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