アートディレクター・太田英茂の仕事(長野県信濃美術館)

2012年10月23日 by Yuichi Kasai

hidekshige-oota.jpg梓村(現松本市)出身で、昭和初期広告界で活躍された『アートディレクター・太田英茂の仕事』展(長野県信濃美術館)を観に行って来ました。実はあまりその存在を知りませんでしたが、ご本人自身もあまり自分の功績や評価が残ることを良しとしなかったことが影響しているように思われました。というのも実際の彼がたどった昭和初期のグラフィック(広告)分野において、実に多くのデザイナー、フォトグラファーの教育や発掘、国内の様々なデザインの発展に寄与した人物であることが、数すくない情報の中で感じ取ることができたからです。
会場では多くの作品が並べられている訳ではないため、意外に地味に映るかもしれませんが、個人的に注目したのが、彼の書き溜めたノートや、プロジェクトを完成させるために費やした草稿文や手紙の数々。当然全部には目を通すことはできませんでしたが時々目に留まる、彼自身が彼自身に言い聞かせているような言葉は、当時の彼の傍らで話を聞いているような感覚になり、遠からず似たような立場で仕事することがある自分自身にとっては、厳しくも大きな先輩から良い言葉を貰ったような場所となりました。
会期がもうすぐの為、既にいろいろなイベントは終了していますが、きっとどれも為になる内容だったのだろうなあと想像できました。

アートディレクター・太田英茂の仕事
長野県信濃美術館
〒380-0801 長野市箱清水1-4-4(善光寺東隣 城山公園内)
http://www.npsam.com/


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