
1912年に誕生し今年で100年目を記念した企画展。秀英体のその変遷と歴史が簡潔にまとめられ展示されています。
今回特に見ておきたかったのは、グラフィックデザイナーの方々の秀英体を用いて季節を表現した作品の数々。日々RGBや動的な表現に染まりっぱなしの自分にとっては、非常に静的で制限された条件の中で、あらゆる手段を使って空間や色彩を表現している姿は非常に刺激になります。
文字の字体や輪郭、エレメント等、文字そのものが持つイメージまでも分解し、再構成する努力や視点の重要性を再認識しました。
第294回企画展『秀英体100』
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
2011年1月11日(火) - 1月31日(月)
〒104-0061 中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル tel.03.3571.5206
日曜・祝祭日休館 11:00a.m.-7:00p.m.(土曜日は6:00p.m.まで) 入場無料
■ 監 修 永井一正
■ 告知物・展示デザイン 大日本タイポ組合