電子書籍端末Readerの使用感

2011年2月4日 by Eiji Saito

先日、たまたま触れる機会があったので、ソニーの電子書籍端末Readerのことなど。

発売から少し経ったこともあり、落ち着いた環境で試すことができましたが、ポケットエディションは掌にのるサイズで、まさに電子版の文庫といった印象です。バックライトのない画面は目にもやさしく、想像以上の読みやすさ。片手でタッチ操作できるのがなんとも快適なのですが、ページ送りならば画面下にある通常のボタンも利用できるので、スマートフォンにありがちな「つい触れてしまった」がための無駄なページ遷移もないでしょう。しかし軽くて読みやすいとあれば、これなら「iPhoneだと小さすぎ、iPadだと大きすぎる・・・」という人にもニーズはありそうです。

ソニーのReader Storeサイトもいつの間にかだいぶ充実してきているようで、既に2万冊の品揃えとのこと。当然ながら商品のほうもモノクロ画面で読むのが前提なので、地味といえば地味ですが、文庫や新書をいつでも買って読むことができる、というようなお手軽感覚は受けがよいのではないでしょうか。

もっとも、個人的には最近の文庫本はカバーデザインや紙質もばかにできないと思っているので(値段も一昔前の文庫本がワンコインだったのと比べると確実に単行本レベルのものが増えている)、いまのところ本当に読みたい作品は、やはり紙媒体を選ぶかな、というのが本音だったりします。

シャープのGALAPAGOSも多機能とのことなので、機会があればいつか試してみたいと思います。はたして本が多機能となったところでどうなのか? という思いもありますが、開発側も従来の本とは異なる新しいメディアを目指していることでしょう。逆に、だからこそシンプルな紙媒体も棲み分けられ存続できると。

そういえば、つい先日に米アップル社がソニーの電子書籍アプリ採用を拒否とのニュースが流れましたが、これはApp Store外(つまりメーカーのサイトで)での購入を許容するかどうかなど、支払いシステムをめぐってのこともあるようで、まだまだ電子書籍界隈の交通整備は続きそうです。
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