コーディング不要WEBサイト制作アプリADOBE MUSE

2011年8月25日 by Eiji Saito

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先日のパブリックβ版のリリース以来、少なからず興味を抱いている方もいると思われるAdobe Muse(開発コードネーム)。MuseはWEBサイト制作アプリという位置づけで、HTMLやCSS、JavaScriptを意識することなくWEBサイト制作が可能になるというもの。

10年前なら間違いなく飛びついていたろうな。。などと思いつつ試してみたところ意外に面白く、これならオモチャ感覚でいじっているうちにシンプルなサイトであれば出来上がってしまいそうな雰囲気。コーディングすることなく意図したデザインを実現するためのツールとして、DTPデザイナーはもちろん、これまでデザインを正確なかたちでサイトに反映できずに悩んでいたすべての人にとって朗報といえるかもしれません(とはいえ、豊富なテンプレートが用意されているとかではないので、Adobeのソフトに一度も触ったことがないという人には難しいかも)。

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操作性もよく、かなりの部分は直感的に使えそうです。マスターページの適用ほか、サイトマップとワーク スペースの画面をワンタッチで切り替えることができたりとなかなか効率的。 ツールダイアログやプレビュー表示も見やすく、ユーザーがデザイン作業に集中できるよう考え抜かれた設計であることが分かります。

実際に書き出されるソースのクオリティに関しては、普段からHTMLを手打ちしたりDreamweaverなどを使い倒しているコーダーやWEBデザイナーからしてみれば意見もあるところでしょうが、ともかくもこれまで多くの人から求められてきた「WYSIWYGによるサイト制作」のソリューションがAdobeから示され、それが一定の基準を満たした状態で試せるというのはやはり大きいと思います。

Museは基本的にAdobeのAIRアプリとして開発されているため、Win/Macの別なく使えるところも便利(ひょっとしたらAIRアプリであることからくる落とし穴もあるかもしれませんが、いまのところ特に気になりません)。また、GoogleMapやYouTubeの動画も挿入することができるようです。

正式版の登場は来年、サブスクリプションのみでの配布になる予定とのこと。現在のβ版から段階を経て2012年初頭には正式バージョンのリリースとなるようで、そのタイミングで有料化される模様。全体として、普段はIndesignやIllustratorを使ってデザイン作業をしている人向けという感じですが、今後バージョンアップを重ねてゆくにつれ、WEBデザイナーにも一目置かれる存在になるかどうか。要注目ということで。
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