游明朝体と縦スクロール対応が魅力のiBooks3

2012年11月21日 by Eiji Saito

先月に電子書籍リーダー(iOSアプリケーション)である「iBooks」が新バージョン3.0(現時点での最新版は3.0.2)として公開されました。

既に多くの方が利用されていることとと思いますが、話題になったEPUB3本格対応の他、iBooks3では游明朝・游ゴシック、ヒラギノ丸ゴシックなど新たな書体を含む日本語5書体に対応、新しいフォントはクラウド上からダウンロードして使用できるようになっています。

なかでも游明朝体は「本文を読む」ということにかけては最も美しいフォントの一つといわれるだけあり、とても読みやすい。紀伊国屋書店のKinoppyが同フォントをいちはやく搭載したところ非常に評価の高かったという経緯がありますが、そのあたり日本人の「美しいフォント」に対する意識を汲み取ったりと、Appleの本気度が伝わってきます。游明朝体・游ゴシック体のコンセプトにご興味のある方は開発元の字游工房のサイトを参照してみてください。


iBooks3はEPUB3の仕様に沿っているので、もちろん縦組み表示にもきちんと対応。右開きの書類もしっかりページ送りしてくれるのを確認できたので、これでようやく日本語の書籍を読む態勢が整ったという感じ(あとは毎回のように気にしているiBookstoreの開始を待つばかり)。

そして今回、実はさりげなく搭載されたユニークな機能があります。ページに分割せずに巻き物のように読める、縦スクロール表示モードがそれで、これが実に快適。

ib3_01.jpg

いまのところ既存コンテンツをWEBブラウザのスクロールさながらの使い勝手で読む前提ですが、そのうち、この縦スクロールを利用した全く新しいコンテンツが登場する可能性を秘めいているような気がしてなりません。紙の延長としての電子書籍とは別に、紙では再現不可能な(ページを意識させない?)電子書籍が多くのクリエイターによって模索されていくのでしょう。
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